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NRMとオプティム、事務所のネットワーク機器を一元管理するサービス

 株式会社ネットリソースマネジメント(以下、NRM)と株式会社オプティムは19日、事務所内のLANに接続されている機器を一元管理するサービス「オフィスカルテ」を発表した。これを利用すると、システム管理者が少なかったり、専任担当者を配属できなかったりする中小企業でも、簡単にネットワーク機器を一元管理できるという。

 「オフィスカルテ」は、専用VPNルータに接続されたPCの情報(HDDエラー、Windowsのバージョン情報、セキュリティ対策ソフトの更新状況)やプリンタ、IP電話などのネットワーク機器を一元管理できるサービス。NRMが持つオフィスIP環境管理のノウハウと、オプティムのOptimal Bizプラットフォームを活用して実現されたという。

 収集したネットワーク機器の稼働状況や資産情報は一覧で表示されるが、実際のオフィスレイアウトに沿った配置図を、専用アプリ上で作成することも可能。オフィス機器の利用情報を分析し、利用レポートにまとめるサービスも提供される。このレポートでは、安定性、パフォーマンス、セキュリティなどの観点から診断結果が表示され、販売代理店の担当者が必要に応じて対策をアドバイスするとした。

「オフィスカルテ」のレポート

 あわせて、ユーザーが出張先や自宅からオフィスのPCにアクセスできるVPN環境を提供する。複雑な設定はVPNコントロールセンターが行うので、セキュアなVPN環境が容易に実現できるのもメリットとのこと。

 サポート面では、オフィス機器の設定変更や操作補助、不具合が起きたときの原因調査をリモートから受けられるほか、専用コールセンターが用意されており、「オフィスカルテ」に関する不明点やネットワーク機器の使い方などを問い合わせられるとした。

石井 一志