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NEC、クラウド認証サービスにOffice 365との連携機能を追加

 日本電気株式会社(以下、NEC)は9日、スマートデバイスに対応した法人向けクラウド認証サービス「NEC Cloud Authentication」を強化し、日本マイクロソフトのクラウドサービスである「Office 365」との連携機能を提供開始すると発表した。

 「NEC Cloud Authentication」は、ユーザー認証機能をSaaSとして提供するサービス。NECのID活用基盤ソフト「NC7000-3A」をベースに、ソフトウェア証明書を用いた二要素認証を採用しており、スマートデバイスからID/パスワードを入力することで、許可されたデバイスとユーザーを識別して、業務アプリケーションへのセキュアなアクセスを実現するという。

 またOpenID、SAMLなどの標準プロトコルに対応するため、シングルサインオン環境の構築も可能。Active Directoryとの連携機能も備えているので、すでに各個人が利用している社内IDを、そのまま継続利用できるとのこと。

 クラウドサービスについては、すでにsalesforce.comのサービスやGoogle Appsとの連携に対応しているが、今回はさらにOffice 365をサポート。「NEC Cloud Authentication」での認証が可能になるため、ユーザーの利便性はそのままに、さらに安全に多様なサービスを利用できるようになったとしている。

 「NEC Cloud Authentication」でOffice 365連携機能を利用する場合の価格は、初期費用が3万円(税別)から、月額費用が50ユーザーの場合で2万2000円(税別)から。

石井 一志