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セールスフォース、企業向けファイル共有システム「Salesforce Files」
(2013/9/10 06:00)
株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は9日、企業向けファイル共有システム「Salesforce Files」を発表した。現在プライベートβ版が提供されている。
Salesforce Filesは、あらゆるファイルとビジネスプロセスをつなぐ企業向けファイル共有システム。顧客へのプレゼンテーション、FAQ、パートナーに配布する価格表や製品仕様など、あらゆるビジネスプロセスにとってファイルは重要な役割を果たす。しかし、これらのファイルはオンプレミス環境やクラウド環境のストレージ、あるいはローカルディスクなど連携されていない複数のシステムに分散され、ビジネスプロセスに応じて必要なファイルを迅速に見つけ出し共有することが難しくなっている。
Salesforce Filesは、Box/Google Drive/SharePointなどの外部のストレージに格納されているファイルにSalesforce Platformを通じてアクセスし、モバイルやソーシャル環境へと展開することで、ファイルの価値を最大限に引き出すことが可能となる。
どのファイルも元のストレージに格納されたままで、Salesforce Platformが各ストレージへのすべてのアクセスコントロールを行うので、ファイルに対するアクセス・閲覧・共有を特定の従業員に制限することも可能。
また、モバイルアクセスを提供するとともにファイルをソーシャルフィードで利用できるようにすることで、すべての従業員が迅速にファイルを発見し、そのコンテキストを理解して活用し、ビジネスプロセスを前へ進める手助けとなる。
例えば、外出している営業担当者はエキスパートと最新版のFAQを簡単に共有し、質の高いサポートが受けられる。オンサイトのサービス担当者であれば、モバイル端末から技術仕様書の最新版へアクセスし、案件を迅速に契約に結びつけられる。クリエイティブな会議、広告コピー、ブランド資産なども1レコードで共有できるので、全世界のマーケティングチームがキャンペーンの各ステップを簡単に管理することも可能。また、面接担当者であれば採用希望者の履歴書を取捨選択して携帯電話から直接フィードバックすることで、採用プロセスを迅速化できるという。
現在はプライベートβ版が提供されている。