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オートデスク、CADアプリのクラウドサービスを強化

 オートデスク株式会社は28日、CAD図面ファイルの閲覧/編集やコラボレーションなどの機能を備えた無償クラウドサービス「AutoCAD WS」にラインアップ・機能を追加し、名称を「AutoCAD 360」と変更して提供を開始した。

 従来のAutoCAD WSは、汎用CADアプリケーション「AutoCAD」「AutoCAD LT」のユーザーとプロジェクト参加者が円滑にコラボレーションできるようにするクラウドサービスとして2010年9月に提供を開始。ダウンロード数は世界で1億2000万回を超え、場所や端末を問わずに、モバイル端末で活用されるケースも増えているという。

 AutoCAD 360では、AutoCAD WSの後継サービスとなる「AutoCAD 360」のほか、新規図面の作成など新機能を追加した「AutoCAD 360 Pro」、サポートされるストレージ容量やファイルサイズを拡充した「AutoCAD 360 Pro Plus」がラインアップとして用意される。

 価格は「AutoCAD 360 Pro」が無償。「AutoCAD 360 Pro」iOS版が450円月もしくは4300円/年、Android版が500円/月もしくは5000円/年。「AutoCAD 360 Pro Plus」iOS版が8500円/年、Android版が1万円/年。

名称AutoCAD 360AutoCAD 360 ProAutoCAD 360 Pro Plus
対応OSなどiOS/Android/WebブラウザiOS/Android
対応言語日本語・英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・スペイン語
ストレージ容量5GB25GB100GB
サポートされる最大ファイルサイズ10MB30MB40MB
図面のオンライン/オフラインアクセス
セキュリティ環境下のコミュニケーション
地理的位置
基本的な編集/計測
基本的な画層管理
新しい図面の作成
高度な作図/編集
高度な計測/寸法
高度な画層管理
頻繁に使用する要素のブロック化登録
図面座標の表示
プロパティと属性の表示/編集
有線サポート

(川島 弘之)