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NTTデータ、既存システムのソースコードをもとに設計書を再生するサービス

 株式会社NTTデータは24日、既存システムのソースコードから設計書を自動再生する「設計書リカバリーサービス」を発表した。同日より提供開始する。

 長期にわたって運用されるシステムの保守開発現場では、保守運用のためにソースコードの修正・変更が発生するが、そうした変更は設計書に反映されるのが前提になっている。しかし、度重なるシステム改修や技術者不足などの理由により、修正・変更内容の反映漏れによるソースコードと設計書の隔たりといった不備や、ソースコード内容が記載されていないなど、設計書自体の不足がしばしば発生する。

 今回提供する「設計書リカバリーサービス」は、こうした問題を解決するために、システム開発の自動化技術の1つである「TERASOLUNA Reengineering」を用いて、ソースコードを100%自動解析し、設計書を再生するサービス。一般的なリバースエンジニアリングツールでは、独自のマクロなど、特殊な作りこみがあると分析が困難だったが、このサービスでは解析エンジンのカスタマイズが容易なため、柔軟に対応可能という。

 また設計書を作成する際には、ユーザーの要望に合わせたコンサルティングを実施するほか、設計書を再生するエンジンのカスタマイズも行えることから、既存システム独自仕様の設計書フォーマットに合わせた出力にも対応する。

 言語については、20〜30年前から継続して長期運用されているシステムに適用できるよう、COBOL、JCL、PL/Iといった言語をサポートしており、今後も対応言語を順次拡充する予定だ。

 NTTデータでは、長期にわたってシステムを運用している企業に向け、広く展開するほか、AMO(Application Management Outsourcing)サービス「TISAFYS」との統合や、海外グループ会社NTTDATA, Inc.のAMOソリューション「DynAMO」との連携など、グローバルでの展開も行う計画で、3年間に100件の提供を目指す。

(石井 一志)