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SharePointなどとの統合に対応、「LibreOffice 4.0」正式版を公開

 The Document Foundationは7日、フリーのオフィススイート「LibreOffice」の新バージョンとなる「LibreOffice 4.0」の正式版を公開した。

 LibreOffice 4.0では、CMIS標準をサポートすることでSharePointなどのドキュメント管理システムとの統合に対応。Microsoft Officeとの互換性では、Wordのインク機能による注釈付きのDOCXファイルのインポートに対応したほか、PublisherやVisioのインポート機能を向上させた。

 ユーザーインターフェイス関連では、Ubuntuのデスクトップ環境に採用されているUnityとの統合と、Firefoxのテーマ機能「Personas」によるパーソナライズに対応した。

 文書ドキュメント編集ソフトの「Writer」には、最初のページのみに異なるヘッダーとフッターを適用できる機能が追加。プレゼンテーションソフトの「Impress」では、Androidのリモートコントロールアプリを利用してプレゼンテーションを操作できる機能が一部のLinux版でサポートされ、今後Windows版やMac版でもサポート予定。このほか、パフォーマンスの向上と多数の機能追加が行われている。

(三柳 英樹)