NEC、Xeon Phiを搭載可能なx86サーバー~1台で最大520スレッドを処理可能


Express5800/HR120a-1

 日本電気株式会社(以下、NEC)は13日、HPC向けのコプロセッサであるXeon Phiを搭載したラック型のx86サーバー「Express5800/HR120a-1」を発表した。2013年2月下旬の出荷開始を予定する。

 「Express5800/HR120a-1」は、Xeon E5-2600を最大2基まで搭載できる、2ソケットのラック型サーバー。最大の特徴は、Xeon PhiをPCIカードに最大2枚まで搭載できる点で、1つのXeon Phiには、4スレッドを実行可能なコアが最大50個以上搭載されるため、1サーバーでは最大520スレッドの同時並列処理を実行できるという。

 このXeon Phiでは、処理データを、メモリを経由させず、PCIカードに搭載するアクセラレータへ直接通信させることが可能。これにより、データ処理での遅延時間を大幅に短縮させられるほか、NEC独自の「シンメトリックアーキテクチャー」を採用したことで、コプロセッサあたりのI/Oデータ通信帯域を広げ、データアクセスを高速化している。

 これにより、従来製品と比べて最大15倍の処理性能を実現。さらに、1台あたりの性能が向上しているため、システム全体で必要なサーバー台数を大幅に削減でき、TCOを最大80%削減可能としている。

 加えて、x86アーキテクチャで利用されているアプリケーション開発環境に対応している点も特徴で、並列化の際に新たな開発環境の整備や教育などが不要になるので、アプリケーション開発費用を最小限に抑えられるとのこと。

 構成例として、Xeon E5-2609(4コア、2.40GHz)、16GBメモリ、1TB SATA HDD、Xeon Phi コプロセッサ 3000シリーズの構成で140万円(税別)から。

【訂正 15:49】
NECが製品構成を一部訂正したため、記事中の表記も初出時より変更いたしました。

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