キヤノンITSとクレオネットワークス、BPM統合ソリューションを提供


 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)と株式会社クレオネットワークスは24日、BPM(ビジネスプロセス管理)統合ソリューションを11月1日より共同提供すると発表した。キヤノングループのイメージング処理技術とクレオネットワークスの人的業務プロセス管理製品を組み合わせて、人手による業務の迅速化と精度向上を支援するという。

 今回提供するBPM統合ソリューションは、複合機・スキャナなどのイメージング機器と基幹系・情報系システムを連携できるキヤノンITSのSOA基盤「Enterprise Imaging Platform」と、クレオネットワークスが提供するビジネスプロセス管理基盤「BizPlatform」を組み合わせたもの。クレオネットワークスが、Enterprise Imaging Platformによるドキュメント管理ソリューションと、BizPlatformをベースとした業務別BPMツール「BizOne」の連携オプションを開発することで、両者の連携を実現した。

 今回は、連携オプションの第1弾となる「BizOne商談プロセス管理SFA+ドキュメント管理オプション」を提供。これによって、業務プロセスを可視化・標準化でき、業務マネージャーが進ちょくやKPIを一元管理可能になるほか、ノンプログラミング型BPMツールにより、ユーザーレベルで業務プロセスの継続的な改善を行えるという。

 さらに、提案書、見積書、注文書、契約書といった、業務プロセスで発生する関連ドキュメントを案件ごとに管理し、管理本部や複数の分散した拠点などから閲覧できる機能も提供。また、押印済みの見積書、注文書、契約書などのエビデンスは、複合機から案件にひも付けて自動登録を行え、注文書、契約書など受注業務時に必要なエビデンス登録の抜け漏れもシステムで管理可能としている。

 「BizOne商談プロセス管理SFA+ドキュメント管理オプション」の価格は480万円(税別)から、年間保守が84万円(税別)から。なおクレオネットワークスでは、年間20件の販売を見込んでいる。

関連情報
(石井 一志)
2012/9/24 11:29