日本ユニシス、「市場の声」と「売上データ」を比較分析できる「TopicStation」


概要図

 日本ユニシス株式会社は6日、ソーシャルメディア上のテキスト情報などのビッグデータを誰もが簡単に分析し情報共有できるシステム「TopicStation」を発売した。

 TopicStationは、FacebookやTwitter、クチコミサイト、ブログ、コールセンターの対話履歴、商品アンケートなど社内外に散在する「市場の声」を自動収集して、企業内で分析・情報共有するためのシステム。

社内外に散在する「市場の声」を1つの画面に集約する「ダイジェスト機能」

 ユーザー企業は、キャンペーンやプロモーション実施後のレスポンスを、ソーシャルメディア上の口コミ情報などを分析することで定量的に把握できる。また、ネガティブな情報にいち早く気づけ、定期的に風評やコンプライアンスの観点でのネット監視が行える。

 さらにTopicStatinは「市場の声」などの定性情報と、業務システム(ERPなど)から取り込んだ「売上データ」などの定量情報を同じ時間軸で比較分析する機能も備える。「市場の声」とともに、商品の売り上げや株価などの各種KPIを同時に管理することで、例えば、売り上げの好不調や株価の上下を検知し、その原因を「市場の声」から発見できるという。

分析機能検索・集計機能

 TopicStatinの各機能は、Webパーツ化した形態でも提供する。これらを業務システムに組み込むことで、既存の業務プロセスの中に採り入れて活用できる。

 価格は、500万円(税別)/サーバーライセンス。今後3年間で50ライセンスの受注を目指す。

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(川島 弘之)
2012/8/6 12:58