IDCフロンティア、福岡北九州市に4棟目のデータセンター竣工

　株式会社IDCフロンティアは24日、福岡県北九州市のデータセンター「アジアン・フロンティア」4号棟が2012年4月に竣工、5月1日より稼働すると発表した。

　2008年9月に1号棟、2009年3月に2号棟、2011年9月に3号棟が竣工しており、今回、4号棟が完成した。すでに3号棟のコロケーション利用は満床が見込まれており、新たな4号棟は、拡張余力の乏しい都市型データセンターから地方型データセンターへのシフト案件や、万が一の災害に備えた首都圏以外でのバックアップ、国内・海外で利用が拡大しているクラウドコンピューティングサービスの西日本拠点として展開する。

　アジアン・フロンティアは広大な敷地へ1棟ごとに建設するモジュール方式、商用としては初めてのサーバーの冷却に外気を採り入れる方式を採用した環境対応型データセンター。敷地内には最大12棟まで建設できる用地を確保しており、1～4号棟の延べ床面積1万6400平方メートル、総ラック数2000台と稼働中のデータセンターとしては西日本最大級を誇る。現在すでに5号棟の建設も着工している。

　同社では、保有している首都圏のデータセンターに加え、現在建設中で2012年9月末に竣工予定の新白河データセンターを東日本の最大拠点とし、日本全体で東西のバランスを容易に最適化できるインフラとして、高品質なサービスを提供するとしている。