レノボ、Xeon E5を搭載するワークステーション「ThinkStation」3製品
レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は10日、ワークステーション「ThinkStation」のラインアップに、「ThinkStation D30」「同 C30」「同 S30」を追加すると発表した。いずれも、最新のXeon E5-2600番台/1600番台を搭載している。
新製品のうち「ThinkStation D30」は、最大8コアのCPUを2基と最大256GBのメモリを搭載可能なハイエンドワークステーション。高い負荷のかかるCAEや3DCAD、各種の解析作業、動体シミュレーションなど、高度な演算能力と描画性能を必要とする業務に向くという。
また、業務に最適なパフォーマンスを提供できるよう、拡張性も確保されており、ディスクは最大5台まで搭載可能。SAS HDDやSSDにも対応できる。デュアルグラフィックカード構成も可能で、NVIDIAのTeslaを用いたGPUコンピューティングや、Tesla+Quadroの構成によるMaximusテクノロジーも利用できるとのこと。
2つ目の「ThinkStation C30」は、省スペース性とパフォーマンスを両立させたモデル。幅130×高さ427×奥行き444mmのコンパクトな筐体ながらも、最大8コアのXeon E5-2600番台を2基、最大128GBのメモリ、SASコントローラなどを搭載可能になっている。
また、ディスクも最大3基搭載可能なほか、USB 3.0やPCI Express Gen3といった高速インターフェイスにも対応し、デュアルグラフィックカードの構成もサポート。NVIDIA Teslaを使ったGPUコンピューティングやMaximusテクノロジーへの対応も可能なため、3Dによる設計を行うBIMや、3D CAD、リッチな3Dデジタルコンテンツの作成、大量のデータ処理を行う金融トレーディングなどでも利用できる。
3つ目の「ThinkStation S30」は、Xeon E5-2600番台/1600番台を1基搭載するミッドレンジのワークステーション。3Dデジタルコンテンツの制作や3D CAD業務などで利用できるという。メモリは最大128GBまで搭載可能。USB 3.0やPCI Express Gen3といった高速インターフェイスを備え、NVIDIA TeslaやQuadro(デュアル構成対応)を搭載できる。
なお各製品とも、OSは、32ビット/64ビットのWindows 7/XP、Red Hat Enterprise Linux 6.2 PC DOSなどに対応する。
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