リコー、6~10人に最適化したビデオ会議システム「S7000」


S7000

 株式会社リコーは11日、新規事業「ユニファイドコミュニケーションシステム(UCS)」の第2弾製品として、高品位な遠隔映像コミュニケーションを実現する「RICOH Unified Communication System S7000(以下、S7000)」を発表した。19日より販売する。

 S7000は、6~10人向けの利用に適した遠隔映像UCSで、表情や情報を鮮明に伝えるハイビジョン映像(HD 720p30)を実現する。映像コーデックには新規格のH.264/SVCを採用。ネットワーク帯域をチェックし、解像度やフレームレートを自動的に最適制御することで、映像の乱れや途切れを抑える。

 また、リコー独自の通信制御技術により、簡単な接続を実現。インターネットに接続するだけで利用できるほか、あらかじめ接続先を登録するので、アドレス帳(拠点一覧)から接続したい相手を選択するだけでよいという。本体とPCをUSBケーブルで接続すれば、相手先とPCの画面を共有することも可能。

 さらに本体の機能を最大限に生かすため、プラットフォームをクラウド上に構築したとする。インターネット経由でサービスを利用するため、本社や支社間といった同一企業内はもちろん、異なる企業間でも利用できる。

 価格は、製品本体が85万円(税別)。月額サービス利用料は2種類あり、月額1万5000円(同)の定額性メニュー「シングルフラット15」と、6000円(税別、5時間利用分込み)+15円(同)/分の従量課金で、2万5000円(同)の上限が設定された「ダブルフラット6-25」を用意している。

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