日商エレ、VDI導入に必要な要素をパッケージ化した「スタートアップキット」
日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は3日、VDIの迅速な導入を支援する「VDIアプライアンス スタートアップキット」を発表した。米CitrixのオールインワンVDIソリューション「Citrix VDI-in-a-box(旧名:Kaviza VDI-in-a-box)」と、日本HPのx86サーバー、ストレージを組み合わせたパッケージで、同日より販売を開始する。
「VDIアプライアンス スタートアップキット」は、デスクトップ仮想化の導入に必要なコネクションブローカー、ロードバランサー、動的デスクトッププロビジョニング、高可用性などを含むパッケージソリューション。日商エレがハードウェアのサイジング、チューニングなどの技術検証をあらかじめ済ませているので、迅速な導入が可能という。
具体的には、Citrixの「Citrix VDI-in-a-box」と、日本HPのx86サーバー「HP ProLiant」、ストレージ「HP X Network Storage System」を組み合わせて構成されており、高価格なSAN/NASなどの共有ストレージを別途用意する必要がないため、初期導入費用の削減も実現するとした。
またこのソリューションでは、グリッドテクノロジーを利用していることから、仮想デスクトップ配信を冗長化しているほか、スタートアップキット購入後の規模拡張も容易に実現するとのことだ。