ニフティクラウドでサーバーイメージの配布機能など7つの新機能・サービスが利用可能に


 ニフティ株式会社は22日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、7つの新機能・サービスを順次提供すると発表した。サーバーイメージを他のニフティクラウドのユーザーに配布する機能や、Oracle Database利用環境の提供などが行われる。

 追加機能の1つ目は、設定情報などを含んだサーバーイメージをテンプレートとして保存した「カスタマイズイメージ」を、ニフティクラウドのユーザーへ配布できる「イメージ配布機能」。これを利用すると、ISVなどが自社の商用パッケージの販路としてニフティクラウドを利用できるようになるとのことで、ニフティでは今後、パートナーとともにミドルウェアやアプリケーションを組み合わせたパッケージを拡充する計画という。またユーザーにとっても、環境構築の手間を軽減できるメリットがある。なお、カスタマイズイメージの作成・保存には通常、料金が発生するが、パートナー企業には特典として無料でこの機能が提供される。

 2つ目としては、コントロールパネルへのログイン時に、通常のID認証に加えて、数字の位置をパスワードとして用いる、パターン認証の利用が可能にな。これによって、より強固な認証環境を実現するとのこと。利用料金は月額3990円。

 さらに、現在はJava版が提供されている「ニフティクラウドAPI」のSDKに、Ruby版が追加されるほか、サーバーのコンソール画面を、コントロールパネル上で確認・操作可能にする「コンソール機能」、サーバー再起動(HA)やディスク障害が発生した場合、コントロールパネルに通知を表示する機能を追加。加えて、OSイメージでCentOS 5.6のプレーンインストール/サーバーパッケージ(ともに64ビット版)を使えるようにした。これらはいずれも無料で利用できる。

 また、Oracle Databaseの各エディションを、ニフティクラウドで利用できる環境が新たに提供される。ユーザー、すでに所有するライセンスを使って、データベース環境を展開できるとのこと。利用にあたっては、初期費用としてサーバーごとに3万1500円が必要になる。

 なお、これらの機能・サービスは、Oracle Database環境の利用が8月24日14時から、それ以外は8月22日18時から利用できる。

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