TOHOシネマズがIBM Netezza DWHアプライアンスを採用


 日本ネティーザ株式会社は9日、シネマコンプレックスの運営などを手掛けるTOHOシネマズ株式会社が、次期DWHシステムとして「IBM Netezzaデータウェアハウス(DWH)アプライアンス」を採用したと発表した。9月の本稼働開始を予定している。

 TOHOシネマズが運営する映画館の一部では、2011年春より新料金体系をテスト導入しており、2011年中の検証期間を経て、2012年春には、全国の劇場で適正な料金体系の設定を目指している。

 この料金設定にあたって、同社は2010年ごろからDWHシステムの選定・構築を進めてきたが、従来システム/業務では、DWHシステムのハードウェア老朽化によるパフォーマンスの低下と、新しい分析指標の設定に際して都度システム改修が発生し、コストが増大するといった課題があったという。

 その更改にあたり、数社のベンダーから提案を受け、3カ月の検証期間を経て検討した結果、株式会社JALインフォテックによる、IBM Netezza DWHアプライアンスの提案と性能デモが評価されて、今回の正式採用になったとのこと。なお、同製品が評価された理由としては、性能の高さと、運用の簡易性・即時性が挙げられている。

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