マカフィー、企業向けモバイル端末管理ソフト「McAfee EMM」~ジェイルブレイクの検知も可能
マカフィー株式会社は30日、エンタープライズ向けモバイルデバイス管理ソフト「McAfee Enterprise Mobility Management(EMM)」を、4月1日より提供すると発表した。
McAfee EMMは、2010年に米McAfeeが買収したTrust Digitalのプラットフォームをベースにしたソリューション。iOS、Android、webOS、Windows Mobile、Symbianなど、広範なモバイルデバイスに対応し、ポリシーベースのセキュリティ機能によって、モバイルデバイス上の重要な企業データを保護できる。iOS搭載のiPhone、iPadについては、ジェイルブレイクされた端末のリアルタイム検出にも対応した。
具体的な機能としては、メール保護、ポリシー作成・配布、機器証明書の配付、デバイスの状態監視、ユーザーと組織のコンプライアンス対応などを行うツールや機能を搭載。モバイルデバイスのライフサイクル全体を管理できるという。
同時に、企業ネットワークに接続する前に、安全が確認されていないモバイルデバイスをブロックする機能を備え、社内のアプリケーションサーバーを保護可能。モバイルデバイスを企業のセキュリティポリシーに従って設定し、WiFi、VPN、メール同期を自動的に構成して接続することができる。
管理面では、自社の統合管理コンソール「McAfee ePolicy Orchestrator(ePO)」と統合されており、エンドポイント管理、ネットワーク管理、データセキュリティといった各製品との統合管理が可能。セキュリティの強化と、運用管理コストの削減を実現しているとのこと。
1ライセンスあたりの価格はライセンス数によって変わるが、11~25ライセンスの場合で1万8606円、1万ライセンスを超える場合は9303円などとなっている。