バッファロー、Windows Storage Server 2008 R2搭載NAS「TeraStation WSSシリーズ」


 株式会社バッファローは30日、OSにWindows Storage Server(WSS) 2008 R2を採用した法人向けNAS「TeraStation WSSシリーズ」を発表した。最小2ドライブ搭載モデルから最大6ドライブ搭載モデルまで、全4モデルをラインアップし、4月下旬より順次提供を開始する。価格は11万円(税別)から。

6ドライブモデルの「WS-6VL/R5シリーズ」4ドライブモデル(ラック型)の「WS-RVL/R5シリーズ」

 TeraStation WSSシリーズは、OSにWindows Storage Server 2008 R2を採用したNAS製品群。日本マイクロソフトのActive Directory(AD)環境との高い親和性を持ち、ADに1万ユーザー以上が登録されているような環境下でも運用が可能という。

 ハードウェア面では、デュアルコアのAtom D510をCPUに採用するほか、2GBメモリを搭載し、データ転送の高速化を実現。転送プロトコルのSMB 2.1に対応しているので、複数のPCから同時にアクセスされた場合でも、合計88MB/秒の高速転送を実現している。さらに、USB 3.0インターフェイスの搭載により、大容量のデータでも、外付けHDDへ高速にバックアップできるようになった。

 また、遠隔地へのバックアップが行える「DFSレプリケーション機能」により、インターネットを介したバックアップが可能なほか、iSCSI Software Target 3.3に対応し、NASとしての利用のみならず、iSCSIストレージとしても使用できる。

 筐体は、6ドライブを搭載する「WS-6VL/R5シリーズ」、4ドライブを搭載する「WS-QVL/R5シリーズ」、2ドライブを搭載する「WS-WVL/R1シリーズ」の各ボックス型と、4ドライブ搭載のラック型「WS-RVL/R5シリーズ」をラインアップ。各シリーズにおいて、1TB HDDモデルと2TB HDDモデルを用意した。

 価格は例えば、WS-WVL/R1シリーズの2TB(1TB HDD×2)モデルが11万円(税別)、4TB(2TB HDD×2)モデルが14万円(税別)、WS-6VL/R5シリーズの6TB(1TB HDD×6)モデルが23万円(税別)、12TB(2TB HDD×6)モデルが33万円。

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