住友商事とSCS、CSK株式のTOBを発表~SCSとCSKは「SCSK」に


 住商情報システム株式会社(以下、SCS)と住友商事株式会社は24日、株式会社CSKの株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。期間は3月10日から4月11日まで。価格は1株あたり203円に設定されている。なお、CSKからはこの買収に対して賛同意見が表明されている。

 TOBが成立した場合は、10月1日付けでSCSがCSKを吸収合併する予定で、新会社は「株式会社SCSK」となる。この新会社では、両社のサービスを統合することにより、システム開発、ITインフラ構築・マネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売といった、すべてのサービスを提供可能になるという。

 また、住友商事をはじめとした顧客企業の、世界各国におけるITシステム・ネットワークをサポートしてきたSCSの知見と、ITサービス業界の独立系大手企業として培ったCSKの顧客基盤を組み合わせ、フルラインアップのグローバルITサービスカンパニーとして、リーディングカンパニーへの飛躍を目指すとしている。

 人事面では、SCSの中井戸信英会長兼社長が新会社の代表取締役社長 社長執行役員に、CSKの中西毅社長が代表取締役 副社長執行役員に、それぞれ就任する予定だ。

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(石井 一志)
2011/2/24 18:41