国内でソーシャルメディアを最も活用している企業は、日本コカ・コーラ
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社(以下、AMN)は15日、「ソーシャルメディア活用企業トップ50 」を発表した。日本顧客を対象に事業を営む大企業約300社を対象に、ソーシャルメディアの活用度を調査したもの。
対象としたアプリケーションは、Twitter、YouTube、ブログ、mixi、GREE、Facebook、Mobage(モバゲー)、ニコニコ動画。それぞれの公式アカウントや公式チャンネル、公式アプリなどの活用状況について独自に調査し、登録利用者数や動画の再生回数などを指数化することで、ソーシャルメディアを積極的に活用している企業50社を選出している。そのうちトップ10は以下の通りとなった。
- 日本コカ・コーラ株式会社
- サントリー株式会社
- 株式会社セガ
- パナソニック株式会社
- 株式会社ローソン
- 味の素株式会社
- 株式会社ナイキジャパン
- ソニー株式会社
- 株式会社ユー・エス・ジェイ
- ユニリーバジャパン株式会社
また各ソーシャルメディアの利用率は、Twitterが96%、YouTubeが82%、ブログが54%、mixiが34%、GREEが30%、Facebookが24%、Mobageが16%、ニコニコ動画が10%と、Twitterが圧倒的な普及度を見せた。
AMNでは、Twitter、YouTube、ブログはいずれも無料で利用できることが上位につながったと分析。特にTwitterにおいては複数のアカウントを開設している企業も多いという。
フォロワー数やファン数などの参加・登録者数を比較すると、Twitterでは1位のモスバーガーが17万フォロワー、2位のユニクロが15万フォロワーであったのに対し、mixiやGREEにおいては20万以上の登録数がある企業関連アプリやアカウントも複数存在したという。
これに関しては、mixiやGREEはサービス自体の特長だけでなく、企業利用が有料のため、アカウントを開設する場合、それに見合う誘導コストなどをかけた大規模な企画になっていることも影響しているのではと分析している。
Facebookに関しては、注目の高まったこの数カ月間で公式ページを開設した例が多かった。現時点では1位のユニクロでも登録者が2万人程度と、比較的小規模のコミュニティが中心となっているが、2011年に入ってから速いペースでの登録増加傾向が確認されているという。