Windows 7/Server 2008 R2のSP1を2月17日から順次公開~仮想化関連機能を強化

TechNet/MSDNなどで17日から、Windows Updateでは23日から


 日本マイクロソフト株式会社は10日、Windows 7およびWindows Server 2008 R2のService Pack 1(SP1)が完成し、2月17日より順次公開すると発表した。MSDN/TechNetとボリュームライセンスのユーザー向けには、17日より提供を開始。一般向けには23日より、Windows Updateやダウンロードセンターを通じて提供する。

 Windows 7 SP1は、これまでにWindows Updateで提供された更新プログラムが中心となるサービスパック。Windows Server 2008 R2 SP1ではさらに、仮想環境での動的メモリ管理を実現する「Dynamic Memory」、仮想デスクトップ環境向けの「RemoteFX」が採用され、Windows 7 SP1にもこれらをサポートするためのクライアント側の機能が提供される。

 新機能のうちDynamic Memoryは、Hyper-V環境においてメモリを効率よく利用する仕組みで、仮想マシンに割り当てられたメモリ量を動的に追加できるほか、拡張したメモリが必要なくなれば回収したりすることができる。

 一方のRemoteFXは、VDI環境においてDirectX9をサポートする「RemoteFX 3D ビデオ アダプター」、クライアントPCに接続したUSB機器をVDI環境にリダイレクトする「RemoteFX USB」から構成される機能。RemoteFX 3D ビデオアダプターを利用すれば、VDI環境においても、3D CAD/CAMのソフトを動作させたり、FlashやSilverlightをスムーズに動かしたりできるようになるという。

 なお、Windows Server 7 SP1については、DVDメディアによる提供も行う。受け付けは2月23日開始予定で、3月14日以降に発送の予定。価格は1050円。

Dynamicメモリの概要RemoteFXの概要
関連情報