AWS環境でワンストップにSSL証明書を発行できるサービス


従来の煩雑な手続きを簡略化

 アイレット株式会社とGMOグローバルサイン株式会社は2日、Amazon Web Services(AWS)版「第二世代ワンクリックSSL」を共同開発すると発表した。AWS環境でSSLサーバー証明書の申請からインストールまでをワンストップに実現するサービスで、3月下旬の提供を目指す。

 第二世代ワンクリックSSLとは、GMOグローバルサインのサーバー管理ツールと認証局を自動連携させるAPIサービス。SSLサーバー証明書を導入する際にサーバー管理者側で行うCSR作成、ドメイン存在確認のメール受信、SSLサーバー証明書の受領、Webサーバーへのインストールといった作業が省略できる。

 従来、AWS環境でSSLサーバー証明書を利用する場合、2つの課題があったという。1つ目は、月額課金制のAWSに対し、SSLサーバー証明書は年額一括支払いのため、支払いサイクルが一致しなかった点。2つ目は、AWSが短期間で利用開始できるにもかかわらず、SSLサーバー証明書の利用には、申請情報の準備・手続き、申請、審査、インストールが必要で手間と時間がかかっていた点。

 これらを解決し、AWSの俊敏さを生かしながら、SSLサーバー証明書を利用できる仕組みを構築するため、今回の共同開発合意に至った。

 AWS版「第二世代ワンクリックSSL」では、申請情報(CSR不要)を登録するだけで、SSLサーバー証明書を自動的にインストール可能。月額払いや1カ月ごとの自動更新にも対応するため、AWSとSSLサーバー証明書の支払いサイクルを一致させられる。このため、キャンペーンサイトのような1年未満の短期間だけWebサイトを開設する顧客にも最適。さらにGlobalSignのSSLサーバー証明書は1枚を複数台のサーバーで利用できるため、SSLサーバー証明書コストを気にせずサーバー増強できると訴求している。

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