富士通エフサス、サービス残業を抑止するソフト


勤怠管理システムとパソコンログイン認証システムの連携イメージ

 株式会社富士通エフサスは17日、勤怠とPC連動させて“サービス残業”を抑止するソフト「IDリンク・マネージャー 勤怠連携版」を発売した。

 同ソフトは、勤怠管理データをPCのログイン・ログオフと連動させるもの。出勤打刻後にPCの利用を許可し、退勤打刻後にPCを強制ログオフすることで、サービス残業を抑止する。申請した勤務時間を超えてPCを使った場合、警告画面をポップアップ表示。残業申請を行わずに業務を継続すると、強制ログオフ・シャットダウンが実行される。

 残業申請は利用者のPCから行え、管理者は残業時間や内容の一元管理が可能。またPCを利用した出退勤打刻機能も搭載するため、勤務管理システムやタイムレコーダーを持っていなくても利用できる。

 価格は100万円(税別)。別途、設計構築、運用管理サービスも提供する。2012年度累計で300本の販売をめざす。

 昨今、企業では厚生労働省による改正労働基準法や、賃金不払残業(サービス残業)の監督指導強化を背景に、サービス残業や長時間残業への対策が求められている。今回のソフトは、それらに対応しつつ、「PC利用の制限」「就業間際の定時退社促進通知」「部門単位の残業一元管理」を可能にするという。

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