セキュアヴェイル、仮想化サーバーのリソース監視サービスを100社限定で無償提供


 株式会社セキュアヴェイルは、仮想化ソリューションの運用支援サービスとして「Virtual Aid」を開発したと発表。有償監視サービス「Virtual Aid NetStar for SaaS」を9月1日から提供予定だが、有償版に先駆けて、仮想化サーバーのリソース監視機能に絞った無償版を100社限定で提供する。

 無償版の「Virtual Aid」はVMWare ESX、ESXi上に専用モジュールをインストールすることで、物理サーバーおよび各ゲストOSが使用しているリソース情報を取得し、セキュアヴェイルの監視センターに送信する。利用者は監視センターから提供される専用ポータルサイトで、リソース利用状況をリアルタイムでモニタリングすることができる。

 セキュアヴェイルでは、ネットワーク運用監視サービス「NetStare for SaaS」を提供しているが、無償版「Virtual Aid」は「NetStare for SaaS」の持つ機能のうち、仮想化サーバーのリソース監視に特化したもの。監視対象項目は個別仮想サーバーのCPUやメモリ使用率、システム全体のCPU利用率、ディスク使用量、個別仮想サーバー別の送受信トラフィック量など。監視可能な仮想サーバーは4ゲストOS、4 CPUまで。
 
 9月1日から提供を開始する有償版「Virtual Aid NetStar for SaaS」では、監視可能な仮想CPU数の制限などがなくなるほか、障害時・危険時のアラートによる通知、スイッチなどのネットワーク機器の監視などの機能を備える。利用料は、月額1万円(税別)。

 対応する仮想化環境は、今回発表のVMwareのほか、Hyper-V版、Xen版の提供を予定する。

Virtual Aidのシステム図

 

無償版「Virtual Aid」の画面イメージ。仮想CPUは4個までサポートする有償版「Virtual Aid NetStar for SaaS」の画面イメージ、仮想CPU数の制限がなくなるほか、ネットワーク機器の監視機能も持つ
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(工藤 ひろえ)
2010/8/5 06:00