米Oracle、次世代x86サーバー「Sun Fire x86 Clustered Systems」発表
米Oracleは6月28日(米国時間)、最新のx86サーバーファミリー「Sun Fire x86 Clustered Systems」を発表した。Oracleおよび非Oracleのワークロード向けに設計。Oracleの推進する“アプリケーションからディスク”ソリューションを単一のシステムとして管理できるという。
2010年1月に買収が完了した旧米Sun Microsystemsの製品。Oracleはx86サーバーラインでは、米 Intelと米AMDのチップを採用するが、同日発表したのは、このうち「Xeon 5600」「Xeon 7500」などIntelチップベースのものだ。「Sun Fire X4800 Server」などラックマウント型5機種のほか、最新のブレード「Sun Blade X6270 M2 Server Module」、10ギガビットイーサネットクラスタファブリックを含む。
アプリケーション/ディスク一体型が特徴で、「Oracle Solaris」「Oracle Enterprise Linux」(Red Hat Enterprise LinuxまたはNovell SUSE Linux)、「Oracle VM」をプリインストール。「Oracle Database」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Application」などOracleソフトウェア向けに事前検証済みの仮想環境を提供する。また他のx86向けOSや仮想プラットフォームにも対応する。
管理面では、「Oracle Enterprise Manager Ops Center」を統合した「Oracle Integrated Lights Out Manager」を利用して、全てのハードウェアコンポーネントを一元的に管理できる。ネットワーク仮想機能によって、ネットワーク管理作業を軽減し、インストールと設定支援も提供する。このほか、パフォーマンスや運用運用効率の高さも特徴で、消費電力では前世代比で最大45%の改善が可能という。