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クラウディアン、アクシスのネットワークカメラ用アーカイブソリューションを発表

 クラウディアン株式会社は16日、アクシスコミュニケーションズ(以下、アクシス)が提供するネットワークカメラ用のクラウドストレージAPI対応コネクター「CLOUDIAN S3 IP Camera」を開発し、大量の映像データを経済的に長期保管できるオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」との接続を可能にしたと発表した。

 CLOUDIAN S3 IP Cameraは、既存のアクシスのネットワークカメラにダウンロードしてインストールすることができるアプリケーション。撮影映像をインターネット経由でHYPERSTOREに直接保存し、オンライン活用を可能にしながら、長期間、経済的にアーカイブできるソリューションを実現する。

 クラウディアンが提供するスケールアウト型オブジェクトストレージ製品「HYPERSTORE」は、S3 APIへの完全準拠を目指し開発されており、最小構成3台のノードから始め、Amazon S3と同等のクラウドストレージシステムを顧客のデータセンター内に構築運用できる。

 HYPERSTOREには、従来型NAS装置のような容量制限がなく、ノードを追加するだけで自動的に全体のストレージシステムの容量を拡張できる。装置の置換や、データ移行といった手間なしに、大量の映像データを長期間アーカイブし、オンライン活用できる。

 また、映像や画像などの大きなファイルを細かく分割して送信するマルチパートアップロードAPIにより、ネットワーク障害により途中で送信が途切れても全体を再送する必要がなく、効率的な映像データ伝送が可能。S3 API互換のHYPERSTOREに映像・画像を保管することで、アナリティクス、ビッグデータ、ビジネスインテリジェンス、AIなど、S3 APIを使うサービスやアプリケーションを活用できる幅が大きく広がるとしている。

 CLOUDIAN S3 IP Cameraソフトウェアは、クラウディアン、またはCLOUDIAN HYPERSTOREパートナー経由で配布する。