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キヤノン、新開発の小型多目的モジュールカメラ「MM100-WS」を活用したソリューションビジネスを提案

MM100-WS

 キヤノン株式会社は12日、光学技術やセンシング技術を生かし、新たなイメージングソリューションビジネスの提案に注力していくとして、その第一段階として、新たなビジネスでの活用を目的とした小型多目的モジュールカメラ「MM100-WS」を開発したと発表した。今後、各種展示会のキヤノンブースで参考展示していく予定。

 MM100-WSは、カメラ本体の大きさが約40×21.6×40mm(幅×奥行き×高さ)と小型な多目的モジュールカメラです。1ルクス程度の低照度環境下でも撮影が可能な高感度を実現しているほか、防じん・防滴性能や高い堅牢性へのニーズに応えるためのモジュール開発を進めるなど、さまざまな環境に対応するカメラへのカスタマイズを可能にする設計を採用している。

 さらに、ユーザーの要望に応じてカメラのAPIを公開予定で、幅広いソリューションでMM100-WSを活用することが可能になる。

新規ソリューションビジネスのイメージ

 キヤノンでは、MM100-WSは小型ボディーと高い拡張性により、狭小スペースでの監視や配管内の点検のほか、車載用カメラ、映像制作機材、各種作業支援ツールとしての使用など、さまざまな業務・産業用途で活用されることが想定されると説明。今後、ユーザーの求める幅広い用途や使用シーンに合わせてカメラをカスタマイズできるよう、各種モジュール・アクセサリー・ソフトウエアなどを開発・公開し、MM100-WSを活用した新たなイメージングソリューションビジネスを構築、提案していくとしている。

 また、9月15日~19日にオランダで開催される「IBC2017」、10月11日~13日に東京ビッグサイトで開催される「テロ対策特殊装備展'17」、11月15日~17日に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2017」の各展示会のキヤノンブースで、MM100-WSの活用事例を参考展示する。