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日本オラクルと三菱電機、製造業のスマート化を支援するIoT基盤開発で協業
2017年8月8日 11:17
日本オラクル株式会社は8日、三菱電機株式会社と、製造業のスマート化を実現するIoT基盤開発で連携すると発表した。三菱電機が提案する製造業向けソフトウェア基盤「FA-ITオープンプラットフォーム」と日本オラクルのクラウドサービスを連携させ、生産現場のデータの収集・分析・改善を支える基盤として活用するという。
三菱電機が提唱するFA-ITオープンプラットフォームでは、生産現場のデータモデルを容易に構築できるよう、開発者用サイトから開発キットをダウンロードして、プラットフォーム上で動作するユーザー向けアプリケーションの開発を可能できるようにしている。
また生産現場と、クラウドやITベンダーが持つさまざまなシステムを活用したユーザー向けサービスとを接続し、グローバルに点在する自社複数工場の一元管理やサプライチェーンを含めた管理と合わせて、最適化を推進するという。
今回の協業では、日本オラクルがクラウドで提供するデータベース「Oracle Database Cloud Service」や、アプリケーション実行基盤「Oracle Java Cloud Service」、ビジネス・データ分析基盤「Oracle BI Cloud Service」、IoTデータ受信・処理基盤「Oracle IoT Cloud Service」、ビジネス・アプリケーション連携基盤「Oracle SOA Cloud Service」、コンピュート/ストレージ基盤「Oracle Infrastructure as a Service(IaaS)」をFA-ITオープンプラットフォームと連携させる。
これにより例えば、工作機械や生産端末からリアルタイムに取得した情報をOracle IoT Cloud Serviceで受信し、拡張可能な基盤で効率的なリアルタイム処理を可能にするとのこと。
また、蓄積されたビッグデータの分析にあたって、Oracle Database Cloud Serviceが備える機械学習機能や、Oracle BI Cloud Serviceのレポート機能、およびコスト効率の高いインフラ基盤のOracle IaaSを活用することで、FA領域におけるソリューションのさらなる発展と、製造業のスマート化に貢献するとした。