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OKI、コンタクトセンターとオフィス向けビジネスホンの統合システム「CTstage 6Mi SP2」を販売開始

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は6日、コンタクトセンターシステム「CTstage 6Mi」と小中規模オフィス向けビジネスホン「CrosCore2 M/L」を連携させ、1システムでコンタクトセンターとオフィス業務の統合を実現するシステム「CTstage 6Mi SP2」の販売を開始した。

 OKIでは、中小規模コンタクトセンターにおける労働力不足による課題を解消するため、CTstage 6Miの公衆網接続用ゲートウェイ装置として、ビジネスホンのCrosCore2 M/Lを連携させる新機能を開発。コンタクトセンター業務のオフィス業務との統合を実現した。

 これにより、コンタクトセンターの問い合わせをオフィスの関連部門にエスカレーションすることが可能となり、単純な問い合わせなどはオフィスからコンタクトセンターに転送するといったことが可能となる。

 オフィス電話をコンタクトセンターの端末として利用できるため、繁忙期にはオフィススタッフがコンタクトセンターのオペレーターに代わって対応するなど、着信コールの集中に柔軟に対応でき、支店ごとにかかってきた電話を1つのコンタクトセンターで集中受付する「受電集中システム」を構築することで、各支店での電話の取り漏らしがなくなるなど、業務効率化の実現とともにビジネス機会損失を防ぐとしている。

 システムでは、電話制御、リアルタイムモニター、レポート、大容量通話録音機能など、コンタクトセンターに求められる機能を提供。通話録音を含むすべての機能を1台のサーバーで利用でき、高可用性を実現するためクラスタリングなどの冗長構成にも対応する。また、CTstage 6Miサーバーに障害が発生した場合でも、IP電話機の接続先をCrosCore2 M/Lに切り替えることで、電話機能の継続利用が可能となる。

 OKIでは、今後3年間で1000セットの販売を目標とする。