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グレープシティ、セルフサービス型BIツール「DragonFly BI」のオンプレミス版

クラウド版を含めた機能強化も実施

【6/14 14:45追記】

メーカーより、開発の都合によりリリース延期の旨、発表がありました。オンプレミス版の提供、ならびにクラウド版のアップデートともに延期となります。

 グレープシティ株式会社は14日、クラウド型のセルフサービスBIツールとして提供してきた「DragonFly BI」のオンプレミス版を、同日より販売開始すると発表した。また、以前から提供してきたクラウド版についてもアップデートを実施している。

 DragonFly BIは、Excel感覚で使えるスプレッドシートを採用したシンプルなBIツール。予算管理を行うExcelシートやPOSデータ、基幹システムのデータなど、企業内に存在するさまざまなデータを集約でき、集めたデータはドラッグ&ドロップ操作で容易にグラフ化可能なため、BIツールをはじめて使う人でも、さまざまな切り口でのデータ集計・データ分析を直感的に行えるという。

 2016年6月にクラウドサービスとして提供を開始していたが、自社のデータを社内ルール上クラウド環境へ出せない企業、自治体などから要望があったため、今回はオンプレミス版をリリースした。クラウド版もオンプレミス版も同一の機能を利用できるので、企業や自治体ごとの運用ルールにあわせて適切な方を選択可能とのことだ。また、クラウド-オンプレミス間でデータやダッシュボードを移行するツールも提供される予定となっており、運用途中の切り替えも行えるとした。

 オンプレミス版の価格は、1サーバーライセンスが97万1000円(税別、15ユーザーライセンスを含む)。

 なお、今回はオンプレミス版、クラウド版ともにユーザーインターフェイスを刷新し、より操作しやすいデザインに変更したほか、ダッシュボードごとに、テーマカラーを18種類から選択できるようにし、視認性を改善している。

 このほか、ユーザーからのニーズが高い散布図のサポート、Excel入出力機能の強化を実施。接続データソースは新たにODBC接続へ対応している。

 また、DragonFly BIのアカウントを所有していないメンバーとダッシュボードを共有できる外部公開機能において、URL設定時にパスワードによる制限や、埋め込みを強化するサイトの制限などを行えるようにした。