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グレープシティ、クラウド型BIツール「DragonFly BI」の出力機能や視認性を強化

 グレープシティ株式会社は、クラウド型のセルフサービスBIツール「DragonFly BI」を16日にアップデートした。スプレッドシートのExcel出力機能、およびダッシュボードのPDF出力機能を追加し、データセット作成関連の機能拡張を行ったという。

 DragonFly BIは、Excel感覚で使えるスプレッドシートを採用した、シンプルなBIツール。予算管理を行うExcelシートやPOSデータ、基幹システムのデータなど、企業内に存在するさまざまなデータを集約することができる。また、集めたデータはドラッグ&ドロップ操作でデータが瞬時にグラフ化されるので、BIツールをはじめて使う人でも、さまざまな切り口でのデータ集計・データ分析を直感的に行えるとした。

 今回のアップデートでは、まず、スプレッドシートで集計したデータをそのままExcelファイルにエクスポートできるExcel出力、レポートに便利なダッシュボードのPDF出力といった出力関係の機能を追加した。

Excel出力機能のイメージ

 また、DragonFly BIでは、データセット作成画面で接続済みのデータソースを自由に結合し、集計分析用のデータセットを作れるが、今回の機能拡張により、複数キーによる結合が行えるようになった。さらに同画面においてデータの絞り込みを行えるフィルタ機能が追加され、接続したデータソースから、集計分析に必要なデータだけを期間や項目で絞り込めるという。

 グラフについては、新たにレーダーチャートを追加。加えて、グラフの視認性が向上するように、棒グラフの幅や折れ線グラフの線種といったデータ要素の書式設定を調整したほか、軸線の表示や垂直補助線の追加などの改善も行っている。

レーダーチャートの例

 また、DragonFly BI上に接続できるデータベースに、MySQLとPostgreSQLを追加している。

 価格(税別)は月額3万5000円(最低利用期間3カ月)から、あるいは年額35万円から。別途、初期費用10万円が必要になる。