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ISIDとアシスト、データプレパレーション基盤「Paxata」に関するパートナーシップ契約を締結

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)と株式会社アシストは25日、アシストが日本総代理店として提供している米Paxataのデータプレパレーションプラットフォーム「Paxata」について、5月1日付けで戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。

 Paxataは、さまざまなデータソースやフォーマットのデータを直感的なUI上に可視化し、高度なスキルを持たないユーザーでも簡単に利用することが可能。搭載されている機械学習のアルゴリズムが、データ準備作業においてさまざまな加工パターンを推奨し、分析に適したデータを効率よく加工することができるようになるとともに、作業の期間短縮を実現する。

 複数のコンピュータのメモリー上での分散処理を実現する「Apache Spark」を採用し、大容量データを迅速に処理することが可能。さまざまな部門ユーザーが利用することを想定し、LDAPやSAML認証などの標準的な認証に対応する。

 ISIDとアシストでは、ビジネス上のさまざまな局面でデータの効果的な活用が求められる中、データ分析ツールなどの導入を積極的に推し進めているが、作業時間の8割を占めると言われるデータ準備の工程は、分析工程に比べて簡便なITツールが少ないため、専門家の関与が前提になることから、ビジネス部門での迅速なデータ活用が進まない大きな要因になっていると説明。こうした背景から、両社は効率的でスピーディーなデータ活用を支援するソリューションを提供すべく、今回のパートナーシップ契約を締結したとしている。

 Paxataの年間サブスクリプション(製品サポート含む)価格は960万円(税別)から。ISIDはPaxataの販売および導入支援サービスの提供を行い、アシストは販売、技術、マーケティングの側面からISIDを支援していく。