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日立システムズ、ハイパーコンバージドソリューションのエントリーモデル2種類を販売

 株式会社日立システムズは29日、「ハイパーコンバージド・ソリューション」のラインナップにエントリーモデル2種類を追加し、販売を開始した。

 追加したのは、30人分程度の仮想デスクトップ環境を提供できる「VDIエントリーモデル」と、仮想サーバーを20台程度利用可能な「仮想サーバーエントリーモデル」。在宅勤務の試行や、中堅・中小規模の基幹システム、部門単位で導入するシステム、テスト環境といった用途で、低コストかつ短期間で導入することが可能になる。

 価格は、VDIエントリーモデルが498万円から、仮想サーバーエントリーモデルが698万円から。

「ハイパーコンバージド・ソリューション」のイメージ図

 日立システムズでは、ヴイエムウェア株式会社の仮想化ソフトウェアと、米Super Micro Computerのハードウェアを利用した「ハイパーコンバージド・ソリューション」を2016年から拡販してる。新たに販売する2種類のエントリーモデルは、日立システムズがさまざまな顧客への提案活動を通じて把握した課題やニーズを分析して製品化したもので、個別に仕様を決定して導入するケースよりも、低コストかつ短納期で導入できる。

 製品の販売・導入は、日立システムズおよびソフトバンク コマース&サービス株式会社をはじめとするビジネスパートナーが対応する。運用・保守面では、ヴイエムウェアの認定プレミアパートナーで、国内で唯一のSuper Microの保守パートナーである日立システムズが総合受付窓口を設け、仮想化ソフトウェアとハードウェアに関する問い合わせの双方に対応する。トラブルが発生した際には、全国約300カ所のサービス拠点網を生かし、オンサイト対応(訪問での修理・交換)などの保守サービスを提供する。

 日立システムズでは今後、ハイパーコンバージド・ソリューションをITインフラだけでなく、ITインフラとアプリケーションを組み合わせて提供するソリューションへと拡充していく。これにより、システム全体の低コスト化と、短期間での導入、効率的な運用を実現し、幅広い企業の課題解決を支援していくとしている。