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NTT Com、亀田製菓のグローバルICT基盤を構築 Enterprise CloudやOffice 365などのマルチクラウド環境で

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は15日、亀田製菓株式会社に対し、グローバルICT基盤を一元的に提供すると発表した。自社の企業向けクラウド基盤サービス「Enterprise Cloud」、Office 365などを組み合わせたもので、亀田製菓の国内外40拠点、約1500名の従業員が利用するという。

 米菓メーカーの亀田製菓は、2020年度を見据えた戦略「グローバル・フード・カンパニー」の実現に向け、北米やアジア地域での市場開拓を推進するにあたって、柔軟かつセキュアなグローバル共通の事業基盤が必要であると判断。既存ネットワークとの親和性や海外サポートの充実などの観点から、NTT Comの提供するマルチクラウドソリューションを選定した。

 同社では、世界中にいるグループのメンバーが円滑なコミュニケーションを取れることを重視しており、グローバル共通のクラウド型コミュニケーションツールとして、メール、スケジュール管理やWeb会議などの機能を、従業員が世界中どこからでもセキュアに利用できる環境を構築している。

 具体的になサービスとしては、Enterprise Cloudと、VPNサービス「Arcstar Universal One」の接続オプションサービス「Multi-Cloud Connect」や、リモートアクセス基盤「Workspace Mobility」、Office 365などを利用。多様なサービスを組み合わせたマルチクラウド環境により、事業拡大に迅速に対応できる柔軟性と信頼性を両立したICT基盤を実現している。

 なお、今後はさらなる生産性向上を目指し、海外子会社におけるグループウェア導入といった展開を予定しているとのこと。