ニュース

松尾商店とクラスメソッドが協業、証跡管理クラウドサービス「Ekran on AWS」を提供

 株式会社松尾商店は14日、Amazon Web Services(AWS)環境の構築・運用支援サービスを手掛けるクラスメソッドと協業し、ユーザーの操作画面を画像で記録する証跡管理クラウドサービス「Ekran on AWS」を提供すると発表した。2月20日に提供を開始する。

 松尾商店の「Ekran System」は、ハンガリーのCloud Labsが開発した、ユーザーのコンピューター画面の録画&再生、キーボード入力情報の取得ができる証跡管理システム。特権ID、管理者権限、アプリケーションやシステム構成に依存することなく、すべての操作画面を漏らさず記録でき、通常操作時のエビデンス取得としても利用できる。

 今回の協業で提供を開始する「Ekran on AWS」は、AWS上にEkranサーバーを配置するため、申し込みから最短3営業日でサービスの開始が可能。セキュアなネットワーク環境によるクラウドサービスを提供し、Ekran Systemで取得した画面操作ログはAmazon S3に保管するため、安心な証跡管理クラウドサービスとして利用できる。

 AWS上にサーバーを設置し、監視対象となるPC、サーバーにEkran Systemのクライアント(エージェント)をインストールするだけで、証跡管理機能が利用できる。企業内PCだけの監視でなく、社外のPCをリアルタイムに監視でき、テレワーク、業務委託先、外注先のリモートPC、データセンターやクラウド上の仮想PCなど、監視対象範囲が大きく広がる。

 また、サービス開始時の安価な初期費用、月額、年額でのサブスクリプション制の価格での提供となるため、小規模な構成から段階的な導入が可能となる。

 サービス料金(税別)は、初期費用が10万円、月額費用はPCが5~9台の場合で1台につき5000円。最低契約台数は5台、最低契約期間は6カ月。