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日本IBMがコンテンツ管理製品の日本語版、Watsonを活用して適切なタグを設定可能

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、デジタルコンテンツを効果的・効率的に管理するためのクラウドソリューション「IBM Watson Content Hub」日本語版を、2月20日から提供開始する。クラウドベースで提供され、同日から日本IBMのマーケットプレイス内で、無料トライアル版も利用可能になる。

 Watson Content Hubは、コンテンツ管理製品にIBMのコグニティブ技術である「IBM Watson」を適用したクラウドサービス。

 コンテンツ管理ソフトウェアで画像や文書などを入力する際、コンテンツ管理担当者はそれらが検索されるためのキーとなる「タグ」を複数入力するのが一般的で、コンテンツが適切な用途で効果的に検索され、使用されるためには、タグを正しい意味合いで付ける必要がある。

 そのため、コンテンツ管理担当者には該当コンテンツに対する知識・理解が求められており、デジタルコンテンツ数が増えている今日では、タグ付け作業にかかる工数が大きな負担となっているという。

 そこでIBM Watson Content Hubでは、画像コンテンツに含まれる意味を検出し、場面、対象物、顔のイメージなどを分析し、何が起こっている場面なのかを理解する「IBM Watson API」の1つ、「Visual Recognition」を活用し、高精度のタグ付けを提案する。

 こうしてコンテンツ管理担当者が「IBM Watson Content Hub」に入力したコンテンツは、セキュアなコンテンツデリバリネットワーク上に高速で配置される仕組み。マーケティング担当者やWebサイト管理者といったコンテンツの利用者は、全世界の拠点からそれらを検索し、そのコンテンツのURL指定することにより、各自が作成もしくは管理しているWebサイトやモバイルアプリなどの上で利用できるとしている。

 価格体系は3種類で、アセットストレージが10GBの「Base」が月額3万3600円から、25GBの「Standard」が月額6万7100円、50GBの「Plus」が20万1300円から。