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ユニアデックス、計測デバイス製品のIoTクラウド対応を実現するサービス「DataOcean」を提供開始

 ユニアデックス株式会社は18日、計測デバイス製品のIoTクラウド対応を実現するサービス「DataOcean」を、デバイスメーカーに向け、提供を開始した。

 DataOceanでは、デバイスメーカーにとって課題となっているクラウドサービス基盤の構築や運用負担に対して、ユニアデックスがクラウドサービス基盤を運用。さらに、DataOceanのクラウド機能との接続性が確認されているMQTTクライアントソフトウェアを提供することで、デバイスメーカーによるクラウド連携機能の開発を支援。また、そのインターフェイス仕様に従うことで、自由に独自のデバイス機能も開発できる。

 標準ポータルからは、「ユーザー管理」「デバイス管理」「収集・蓄積」「監視・アクション」「可視化・取得」「遠隔操作」「テナント管理機能」などのクラウド機能が利用可能。これにより、即座にこれらの機能に対応したデバイス製品が展開でき、さらにオープンなWeb API機能を利用して、カスタマイズポータルをデバイスメーカーが独自に開発することや、独自に分析機能を組み合わせることも可能になる。

 DataOceanと接続するネットワークは、セキュアな閉域モバイル通信網での非暗号化通信とすることで、通信負荷とデバイス電力消費の軽減が可能。最低1カ月からの利用が可能なため、試行的な取り組み段階からでも利用できる。

 ユニアデックスでは、DataOcean提供から1年間で、デバイスメーカー50社との協業を目指す。また、今後は、機械学習との連携や、バッテリー消費量が少なく広いエリアをカバーできるSIGFOXやLoRaWANなどの無線ネットワーク接続への拡張も計画する。