サイオスとOSTech、オープンソースCMS「Drupal」を用いたWebシステム構築ビジネスを共同推進

　サイオステクノロジー株式会社（以下、サイオス）と株式会社アウトソーシングテクノロジー（以下、OSTech）は20日、オープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Drupal」を用いたWebシステム構築ビジネスを、共同で推進すると発表した。

　両社では、Microsoft Azureを基盤に、Drupalをはじめとするオープンソースソフトウェア（OSS）を活用し、Webシステムの設計・構築・運用・保守の一連の業務を「Drupal on Azure」としてワンストップで展開する。

　Drupalは、Webサイトのコンテンツ作成、表示方法のカスタマイズ、管理作業の自動化、投稿者の管理などを行えるOSSのコンテンツ管理システム（CMS）。OSSのコスト的メリットとさまざまな用途への適用性の高さが特徴で、大規模、多言語対応が必要なWebサイトにおいて導入されているという。また近年は、動的なコンテンツへの対応や商取引まで機能が拡張されたため、Webアプリケーションフレームワークとしても位置付けられているとのこと。

　今回、両社が提供するDrupal on Azureでは、サイオスが培ってきたMicrosoft Azure上での各種OSSを利用した開発・運用経験と、Drupalの専門部署「Drupal＆HTML5推進室」を設けたOSTechが持つ開発・運用ノウハウを融合。新規システム構築、基幹系や情報系など既存システムとの連携、多言語化対応、認証・セキュリティ強化など、Drupalの機能を活用したWebシステム構築を、多様な分野で実現するという。

　なお、サイオスとOSTechはそれぞれ顧客開拓を行うが、実装段階での設計、構築および引き渡し後のサポートは、原則としてサイオスが主契約者（プライムコントラクター）として取りまとめる。また、Microsoft Azure上でのサーバーインフラ領域をサイオスが、Drupalに関連した領域をOSTechが、それぞれサブコントラクターとして担当するとした。