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KPMGコンサルティングとラック、サイバーセキュリティ経営を支援する総合ソリューション

 KPMGコンサルティング株式会社と株式会社ラックは13日、企業のサイバーセキュリティ経営を支援する総合ソリューション「サイバーインテリジェントプラットフォーム」の開発・提供で協業すると発表した。

 このソリューションは、企業の経営者がサイバーセキュリティ経営を実践する上で必要なセキュリティプラットフォームの構築・運用ができるよう、総合的に支援するもの。経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定している「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の3原則、重要10項目に準じて、経営者がサイバーセキュリティ対策を推進できるように支援するという。

 具体的には、管理組織、リスク分析、セキュリティ監査、サプライチェーン管理、グローバル展開等の管理機能の最適化を図る「マネジメントレイヤソリューション」と、セキュリティインテリジェンス、脆弱性管理、セキュリティ監視、インシデントレスポンス、ログ分析などの運用監視機能の最適化を図る「オペレーションレイヤソリューション」、および経営者がサイバーセキュリティの運用状況をモニタリングする「サイバーセキュリティ経営ダッシュボード」から構成される。

 これら3つの機能を高度化し、有機的に連動させることによって、最適なサイバーセキュリティ経営を実現可能。また、顧客企業のセキュリティ環境を高度化、見える化し、サイバーリスクに関するレポーティング基盤、コミュニケーション基盤も構築する。

 なお、このプラットフォームを運用していくと、ネットワークトラフィック、業務トランザクション、各種ログ情報など多くのデータ資産が蓄積される。次のフェーズでは、蓄積されたこれらのデータ資産に、経営および事業に関する情報を加え多角的に相関分析することによって、働き方変革や業務プロセス改善などに生かすことも可能とした。