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東芝情報システム、Dynamics AX導入時の帳票作成・改変コストを削減するオプション

 東芝情報システム株式会社は14日、ERPシステムの導入支援サービス「中堅製造業様向け生産管理システム導入ソリューション」において、帳票の作成・改変コストを削減する「帳票オプション」を販売開始すると発表した。

 「中堅製造業様向け生産管理システム導入ソリューション」は、日本マイクロソフトのERPソフトウェア「Microsoft Dynamics AX」を利用し、経営課題の解決、製造業における業務効率化・標準化を支援するもの。

 ERPでは、見積書や出荷指示書などの帳票生成・出力が必要不可欠だが、日本の商習慣ではユーザー個別の帳票の作成や改変を余儀なくされるため、英語表記のデータベース構造や名称の理解に、多大なコストと期間が必要になる点が課題という。

 今回提供する「帳票オプション」では、Dynamics AXの内部データベースを帳票用に日本語表記で「帳票オブジェクト化(データベースView)」し、構造定義の日本語説明書を提供する。これにより、帳票の作成・改変にかかるコスト、期間を大幅に削減できるとのこと。

 帳票オブジェクトには、紙帳票での使用頻度が高い項目データがまとめられているほか、説明書が用意されるため、必要な項目データがどれかを一目で判別可能。また、帳票に必要な項目データの結合は「帳票オプション」側で行うので、複雑なデータベース構造を気にすることなく、必要な項目データを参照するだけで済むとした。

 なお、集計済みのデータも保持していることから、帳票ツール側での面倒な計算処理も不要という。

 価格は、初期導入費用(インストールおよび教育)が40万円、帳票オブジェクト(サンプル帳票10種付き)が60万円、年間保守費用が12万円。