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アークシステム、Zabbix監視環境の構築から保守までをサポートする「まるごとおまかせZabbix」

 株式会社アークシステムは8日、オープンソース監視ソフトウェア「Zabbix」を用いた監視環境を構築し、保守サービスをあわせて提供する「まるごとおまかせZabbix」を、2017年1月に提供開始すると発表した。

 アークシステムでは、Zabbixをはじめとする監視製品をベースにした監視システムの構築・運用を手掛けてきたが、今回、その中で得たノウハウを生かし、これまで個別に構築サービスなどを行っていたものを、メニューとして体系化した。具体的には、Zabbix環境構築サービス「超速Z」「快速Z」「快適Z」を提供し、最短2週間で環境を構築するという。

 このうち「超速Z」は、もっとも低コストで監視環境を構築したいユーザー向けのサービスで、死活/リソース監視環境をユーザー環境へ構築する。価格は、監視対象ノード数10までの場合で30万円。

 2つ目の「快速Z」では、超速Zに比べてより多くの監視項目と監視条件を実装した環境を構築する。また、ユーザー独自の監視要件・監視環境に応じた内容のカスタマイズにも対応するとのこと。価格は70万円から。

 「快適Z」は、これら2つのサービスに加え、高い可用性や運用性を求めるユーザー向けの構築サービス。Active-Activeの冗長構成、監視データの活用を補助する履歴データのCSV出力処理の中から、必要なものだけ選択してシステムを構築する。価格は60万円からで、別途、保守サポートの購入が必要。

 一方の「安心Z」は、ユーザーのZabbix環境を把握した上で、アークシステムのエンジニアが保守サポートを行うサービス。同社が以前から提供している「Zabbix Enterpriseサポート」をベースにしている。価格は49万9000円から。

 なおZabbix Japan合同会社では、これらのサービスの提供にあたって、アークシステムへの技術支援を提供するとしている。