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SUSE、OpenStack Newtonベースの商用ディストリビューション「SUSE OpenStack Cloud 7」

 SUSEは10月25日(現地時間)、エンタープライズ向けOpenStackプラットフォームの最新版となる「SUSE OpenStack Cloud 7」を発表した。

 SUSE OpenStack Cloud 7は、OpenStackの最新バージョン「Newton」をベースとした商用ディストリビューション。コンテナサービス「Magnum」との統合によって提供される、コンテナのオーケストレーションのフレームワークとしてKubernetesを使用し、Dockerをフルサポート。Container-as-a-Service機能を通じて、クラウドネイティブのワークロードとアプリケーションを設計・構築し、DevOpsのプロセスと環境をサポートできるとしている。

 機能面では、コントロールプレーンと演算ノード用の既存のHAサポートを補完する、仮想マシンとワークロードのHA保護機能など、高可用性機能を追加。SUSE Enterprise Storageを通じて提供される、OpenStack ManilaとCephFSの統合機能により、単一のクラスタ内でブロック、オブジェクト、ファイルストレージ用に本番ワークロードを実行できる統合型のストレージ環境を提供する。

 運用面では、無停止アップグレード機能により、最新のOpenStackリリースへの移行時におけるダウンタイムとサービスの中断を回避できる。また、拡張性の向上により、複数のデータセンターにおける展開がサポートされ、単一のユーザーインターフェイスを通じて、複数のプライベートクラウドのアクセス、管理、制御が可能となる。