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NRIセキュア、ウェブサービスへの不正アクセスを検知するソリューション「Uni-ID Identity Fraud Detection」

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は13日、金融サービスサイトやショッピングサイトなどのウェブサービスへのアクセスを分析し、不正なアクセスを検知するソリューション「Uni-ID Identity Fraud Detection(以下、Uni-ID IFD)」の販売を開始した。

 Uni-ID IFDは、不正アクセスを効果的に検知・モニタリングし、リスト型アカウントハッキングに代表される、窃取された認証情報(ID/パスワード)を利用したなりすましや不正取引などを検知するソリューション。

 独自のリスク解析モデルにより、ログイン時およびログイン後の振る舞いを分析し、不正アクセスの可能性(疑い度合い)を判定。不正アクセスの判定基準や判定に使用する属性値を、ウェブサービスのアクセス特性やウェブサービスが提供する機能の特性に応じて個別にカスタマイズすることで、検知精度の向上が可能。判定結果は、APIによるリアルタイムでの応答や、ログの分析結果として提供する。

 巧妙化する攻撃手法に対応するため、不正検知ルールのチューニングを継続的に支援するサービスを、Uni-ID IFDと合わせて提供する。これにより、最新の攻撃行動に対応した不正検知ルールに更新し続けることができる。

 また、Uni-ID IFDの導入前に、短期間で導入効果を判断するためのPoC(Proof of Concept)サービスも提供。過去のウェブサービスのログデータを分析し、不正アクセス有無の可能性をレポートする。本番システムの改修を行う必要はなく、短期間(約1~1.5カ月間)で導入効果を判断できる。PoCサービスの価格は150万円(税込)から。詳細は要問い合わせ。NRIセキュアでは、2016年度中に数社へのUni-ID IFDの導入を見込む。