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ベリタス、異機種ストレージ間でレプリケーション可能な事業継続ソリューション最新版「Veritas Resiliency Platform 2.0」

 ベリタステクノロジーズ合同会社(以下、ベリタス)は30日、異機種ストレージ間でのレプリケーションが可能な事業継続ソリューションの最新版「Veritas Resiliency Platform 2.0」を発表した。

 Veritas Resiliency Platformは、レプリケーション制御や、アプリケーションのリカバリー/監視を行うソリューションで、プライベート、パブリック、ハイブリッドを問わず、マルチプラットフォーム/マルチベンダーのクラウド環境で利用できるのが特徴となっている。

 最新版では、VMware環境において、異なるストレージ間のレプリケーションをサポートする「Data Mover」を搭載した。Data Moverは、VMwareの認定を受けており、VMware API for IO filtering(VAIO)と連携して動作する。VMwareのネイティブなレプリケーション機能であるvSphere Replicationと異なり、アプリケーションの起動停止と連携し、サービス停止時間を大幅に短縮する。

 ベリタスでは、現在では複数のプラットフォームやOSをまたいでアプリケーションが実行され、異なる複数のベンダーのストレージにデータが分散することは珍しくないが、一方ではこのことが、24時間365日稼働の保証を難しくしていると説明。Veritas Resiliency Platformは、複数の拠点に分散するアプリケーション、仮想マシン、多層ビジネスサービス、Data Moverのリアルタイム稼働状況を単一のダッシュボードで包括的に監視でき、停止が許されない基幹アプリケーションから、ある程度の停止時間が許容されるシステムなど、アプリケーションごとのサービスレベル目標(SLO)を想定どおりに達成する強固なビジネスレジリエンス戦略を実現できるとしている。

 なお、Veritas Resiliency Platform 2.0では、英語版VMware、英語版MS Hyper-Vのみのサポートとなり、日本語環境のサポートについては、Veritas Resiliency Platform 2.1以降を予定するという。