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福岡大学が「A10 Thunder ADC」導入、約2万人が利用する教育研究システムの負荷分散で

 A10ネットワークス株式会社(以下、A10)は9日、福岡大学が、A10のアプリケーションデリバリ・コントローラ「A10 Thunder ADC」を導入したと発表した。教育研究システムの負荷分散で利用しているという。

 2万人を超える学生が1つのキャンパスを利用している福岡大学では、教育研究システム「FUTURE」を運用しているが、その最新世代である「FUTURE 5」において、無線LAN認証やeラーニングなどのシステム拡張、また増え続ける利用者に対応できる、新たな負荷分散装置の導入を検討していた。

 そこで、複数製品を比較した結果、過去にA10のソリューションを採用した際の実績による信頼性や、プライスパフォーマンスの高さを評価し、A10 Thunder ADCを導入したという。

 FUTURE 5では、A10 Thunder ADCが6台導入され、Active-Standby構成による高い可用性によって冗長化を実現。プロキシサーバーやURLフィルタリング用のアプライアンスに向けてリダイレクトさせるだけでなく、DNSサーバー、無線LAN環境における認証サーバー、検疫システムやWindowsアップデート用のWSUS(Windows Server Update Services)、そして授業で使用するeラーニングや演習のためのLinuxサーバーまで、30台以上のサーバー群に対して負荷分散を行っているとのこと。

 なお、学生が持ち込むBYOD端末を含めると1万台を超えるデバイスがFUTURE 5に接続されており、2万人を超える学生や教職員の安定したアクセスを実現しているとのことだ。