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エンバカデロ、アプリのバックエンド環境を短時間で構築できる「RAD Server」

 エンバカデロ・テクノロジーズ合同会社(エンバカデロ)は、DelphiおよびC++Builderアプリケーションサービスを稼働できるバックエンドプラットフォーム「Embarcadero RAD Server」を発表した。アプリケーションのバックエンドAPIや、サービスを構築するために必要な機能を搭載するアプリケーション基盤を提供するので、開発者はビジネスロジックの構築に専念でき、バックエンド環境の構築にかかる時間を短縮できるという。

 RAD Serverは、アプリケーションのバックエンドサービス環境を短時間で構築できるサーバーパッケージ。DelphiやC++によって構築したビジネスメソッドをRAD Serverに配置すると、REST/JSONエンドポイント経由で、DelphiやC++Builderによって構築したWindows、Mac、モバイルアプリケーション、Webクライアントなどからアクセスできるようになる。

 また、主要なデータベースやバックエンドシステムとの接続に加え、IoTデバイスとの接続もサポート。ユーザーディレクトリサービス、ユーザー管理、プッシュ通知、ユーザー位置情報追跡、ビルトイン・データストレージなどの機能を備えており、モバイルやIoTを活用したシステムを容易に開始できるとした。

 環境としては、オンプレミス環境に加えてAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといったクラウド環境での稼働にも対応する。

 ライセンスは、デバイス単位での「デバイスライセンス」と、サイト(RAD Serverのサーバー数)単位での「サイトライセンス」を用意した。