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さくらインターネット、学術情報ネットワーク「SINET5」との接続に対応

 さくらインターネット株式会社は1日、学術情報ネットワーク「SINET」との接続サービスについて、「SINET5」に対応したと発表した。これにより、SINET5に加入している大学や研究機関などが、SINET5経由でさくらインターネットの各種インフラサービスにアクセス可能になる。

 SINETは、日本全国の大学、研究機関などの学術情報基盤として、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所が構築・運用を行う学術情報ネットワーク。2016年4月には、全国を100Gbpsで結ぶSINET5の本格運用が開始され、800以上の大学などに学術情報基盤を提供している。

 さくらインターネットではこれまで、従来の「SINET4」と同社の石狩データセンターを100Mbpsの専用線で接続していたが、SINET5が提供開始になったことを受け、7月1日より「SINET接続サービス」を刷新し、SINET5に対応させた。

サービス概念図

 新しいSINET接続サービスでは、SINET5とさくらインターネットのインフラサービスを10Gbps回線で接続。通信経路は冗長化しており、信頼性の高い広帯域のネットワークを提供する。接続回線は最大10機関での共有となり、利用機関数に応じて回線の増設を図る。

 さらに、異なるサービスやゾーン間をレイヤ2ネットワークでつなぐオプションサービス「ハイブリッド接続」により、石狩データセンターおよび東京地区のデータセンターの利用が可能。大学、研究機関などの「学内のウェブサーバーをアウトソースしたい」「授業で生徒に貸すサーバーが一時的に欲しい」といったニーズに合わせて、さくらインターネットのインフラサービス「さくらのクラウド」「さくらの専用サーバ」「ハウジングサービス」「リモートハウジング」をSINET5経由で活用できる。料金は要問い合わせ。