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マイクロソフトのテクノロジーを活用した「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」

「Surface付きクラウドまちなかカート」を使用した第1弾イベントを6月26日に開催

Surface付きクラウドまちなかカート

 国立大学法人富山大学、三協立山株式会社、日本マイクロソフト株式会社、富山市の4者は20日、富山市において、マイクロソフトのクラウドやデバイスのテクノロジーを活用した「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」を、6月26日に開始すると発表した。

 「富山発・高齢者向け ホコケンIoTプロジェクト」は、富山大学歩行圏コミュニティ研究会(通称:ホコケン)が中心となり、三協立山、富山市、市民が協働で実施してきた「歩いて暮らしたくなるまち(歩行圏コミュニティ)づくり」の研究プロジェクトに、マイクロソフトのテクノロジーが加わり、クラウド時代におけるテクノロジーを活用した取り組み。

 富山大学歩行圏コミュニティ研究会が開発した歩行補助車「まちなかカート」に、マイクロソフトのタブレット「Surface」を設置。高齢者がまちなかを移動すると、クラウド(Microsoft Azure)とも連携して、Surfaceでさまざまな情報(歩行距離、歩行時間、店舗情報など)が確認できるシステム「ホコケンIoTシステム」を開発した。

 プロジェクトではこのシステムを活用し、6月26日から1年間、富山市在住の高齢者の歩くことによる健康維持と健康寿命の延伸を目指す。

 6月26日にはプロジェクトイベント第1弾として、「ホコケンIoTシステム」の実装に向けた現地ワークショップ「タブレット付きまちなかカートを使ってまちなかゆる歩き!!」を開催。ホコケンIoTシステムを活用して、ホコケンメンバーである富山市に居住する65歳以上の高齢者と、富山大学の教職員・学生、三協立山職員、富山市職員が、富山市内の商店街を歩き、システムの使い勝手や今後の地域実装に向けた方策を検討する。