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クオリカ、イントラマートの基盤を採用したIoTソリューション「CareQube+」

 クオリカ株式会社は14日、産業機械の遠隔監視・予防保全システム「CareQube」をリニューアルし、IoTソリューション「CareQube+(ケアキューブ・プラス)」として販売開始すると発表した。

 クオリカでは2011年から、情報収集端末(IoT端末)を産業機械に装着することで機械ごとの稼働データを収集し、携帯通信網で専用サーバーへ自動転送を行って遠隔から稼働状況を監視できる「CareQube」を提供している。このCareQubeでは、設備・機器から情報を取得するためのIoT端末、通信回線網から、クラウドを利用したデータベースサーバー、アプリケーションまでをワンストップで提供可能。低コスト・短期間で試験的な導入を行った後に、効果を検証し適用対象を再検討する、といった利用法にも対応している。

 今回提供する「CareQube+」では、新たに株式会社NTTデータイントラマートが開発したIoT基盤を採用。ワークフローや文書管理などの保守・保全業務で活用できる業務モジュールを搭載しており、これを顧客企業の業務に合わせて付加できるため、機械のさまざまな稼働データを基点としたアフターサービスプラットフォームとして使えるようになった。

 また、利用者ごとに見たい情報をまとめて表示できるダッシュボード機能を搭載。さらに、外部センサーデータの収集だけでなく、CANやPLCからの機器内部の情報も収集できるようにしているとのこと。