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NTT東日本、シニア層などに自社サービスを展開したい企業向けの「かんたんタブレットサービス」を提供

「かんたんタブレットサービス」画面デザインのイメージ

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、インターネットに不慣れなシニア層などに自社サービスの展開を図りたい法人向けのサービス「かんたんタブレットサービス」を、6月20日から全国で提供開始する。

 タブレット端末でのより直感的な操作を実現する「大きなボタンを用いた初心者向けポータル機能」や、「オンラインショッピングサイト等への自動ログイン機能」などのプラットフォームの提供や、「電話サポート・遠隔サポート」を提供するサービス。クラウド型でのサービス提供で、エンドユーザーの規模に合わせた導入が可能となるため、初期費用を抑えながら、初心者にも利用しやすいタブレット活用サービスを構築できる。

 NTT東日本ではこれまで、シニア層を対象としたタブレット教室の開催など、インターネット未利用層・初心者層のICT利活用を促進する取り組みを進めてきた。その中で判明した、市販のタブレット端末の画面表示の分かりづらさや、オンラインショッピングサイトなどへのログイン時に必要なID・パスワードの管理や入力の煩雑さ、利用方法を聞く人がいないといった、初心者がインターネットを利用する際の障壁を払拭するサービスとして、法人向けに「かんたんタブレットサービス」を提供する。

 サービスの利用に必要となる「かんたんタブレットアプリ」をタブレット端末にダウンロードし、ログインすることで、企業独自のシンプルで分かりやすいポータル画面が表示される。エンドユーザーは、大きなボタンで簡単に企業が提供するインターネットサービスなどを選べるようになるほか、オンラインショッピングサイトなどには自動ログインが可能となる。

 また、利用方法などに関する電話での問い合わせにも、NTT東日本のコールセンターが窓口となって一次対応を行うことに加え、オペレーターによるタブレット端末の遠隔サポートも可能となる。

 料金(税別)は、利用料が1IDにつき月額400円、初期設定工事費が1法人あたり8万円、ポータル更新工事費が1回あたり2万円~5万円。