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キヤノンITS、検査装置向け画像処理アプリケーション開発環境「RobustFinder Suite」

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、統合型の画像処理アプリケーション開発環境「RobustFinder Suite」を6月24日に発売する。

 「RobustFinder Suite」は、さまざまな産業用検査装置に組み込まれる画像処理アプリケーションを、マウス操作で簡単に作成することが可能な統合型の開発環境。製造ラインでの作業の多様化・複雑化に伴い、製造ラインにおける検査用の画像処理アプリケーションでは開発工数の短縮・効率化が課題となっており、こうした課題を解決するため、これまでは開発手法に合わせて開発・販売してきた画像処理製品群を統合した製品として提供する。

 工場の生産設備や検査設備での位置決め制御や、表面検査、異物検査、個数検査など、多目的のアプリケーション開発が可能。GUI上で簡単に画像処理アプリケーションを作成する機能と、高度な画像処理ロジックをソースコードに自動生成できる機能を搭載し、多彩な画像処理アプリケーションをそれぞれに適した方法で構築できる。本格的な開発に入る前に複数の開発手法を検証でき、開発作業の省力化と効率化を実現できる。

 製品の動作環境は、ハードウェアが環境がPC/AT互換機で、MatroxSoliosシリーズなどの画像入力ボードが必要。ソフトウェア環境は、OSがWindows 10/8.1/7、コンパイラがVisual Studio 2012/2010/2008。製品は開発版とランタイムがあり、価格はいずれもオープン。キヤノンITSでは、開発版で初年度100本の販売を目標とする。